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姓名判断で、自分の名前に「凶」と出た。子どもの名前に「大凶」と出た。「気にしなくていい」と言う人もいます。姓名月は、そうは言いません。凶には、凶の現れ方があります。けれど、それは「悪い名前」という意味ではありません。このページでは、凶をごまかさずに見たうえで、凶とどう生きるかをお伝えします。
姓名月で、よくある姓40と、よくある名前40を組み合わせた1600通りの名前を、実際に数えてみました。
| 五つの格のうち、凶の数 | 名前の割合 |
|---|---|
| 凶なし | 17%(およそ6人に1人) |
| 凶が1つ | 37% |
| 凶が2つ | 29% |
| 凶が3つ以上 | 17% |
五つの格のどこかに凶がある名前は、83%。1から81までの数のうち、凶とされる数は36もあります。凶は、めずらしいものではありません。
けれど、ありふれているからこそ、多くの人は自分の凶を知らないまま、同じところで何度もつまずきます。凶は、気にしすぎる必要はありません。でも、知らずにいてよいものでもないのです。
1600通りの名前の中で、とくによく出た凶の数を、多い順に並べます。それぞれの数が、人生にどう現れやすいか。そして、その凶の裏にどんな力が隠れているか。
| 数 | 現れ方と、裏にある力 |
|---|---|
| 12画(大凶) | 身の丈を越えて背伸びをし、自分で転ぶ数。見栄から無理な約束を引き受け、あとで苦しみます。 裏にある力:大きな志。背伸びしたくなるのは、届きたい場所が高いからです。 |
| 19画(最大凶) | 才能はあるのに、思わぬ壁で途中から崩れやすい数。調子のよい時に無理を重ね、ある日突然、折れてしまいます。 裏にある力:人並み外れた才能。崩れやすいのは、それだけ高く積める人だからです。 |
| 20画(最大凶) | 何をしても形になりにくく、心配ごとが重なりやすい数。不安を抱えたまま動き、さらに不安を呼びこみます。 裏にある力:危うさに、誰より早く気づく目。慎重さは、人を守る力になります。 |
| 26画(凶) | 英雄のように浮き沈みの激しい数。人のために動きすぎて、自分の暮らしを崩します。 裏にある力:人のために動ける、情の厚さ。その力を、自分にも少し向けることです。 |
| 22画(凶) | 秋の草が霜にあうように、気力がしぼみやすい数。不満を口にするばかりで、肝心な時に動かない癖があります。 裏にある力:ものごとの欠けに気づく、細やかな感受性。不満は、よくしたい心の裏返しです。 |
| 10画(最大凶) | むなしさがつきまとい、積み上げたものが空回りする数。始めは熱くても、すぐに「どうせ」とあきらめてしまいます。 裏にある力:一度火がついたときの熱さ。続ける仕組みさえあれば、誰より遠くへ行けます。 |
東洋の哲理では、世の中のすべてを、陰と陽の二つの組み合わせで見ます。昼と夜、表と裏、満ちる月と欠ける月。どちらか一方だけでは、世界は成り立ちません。
名前の数も同じです。吉は陽、凶は陰。陰があるから、陽が生きる。新月の夜があるから、満月はあれほど美しいのです。
吉ばかりの名前は、追い風に慣れて、向かい風に弱いところがあります。凶を持つ人は、早くから自分の欠けと向き合うぶん、深く、しなやかになれる。凶は、その人を深くする影です。影のない人に、奥行きは生まれません。
同じ凶の数でも、どの格にあるかで、現れる場面が変わります。
| 格 | 凶が現れやすい場面 |
|---|---|
| 天格(家系から受け継ぐもの) | 家の数。家族みんなが同じく持つもので、本人ひとりの課題ではありません。 |
| 人格(その人の中心) | 性格の癖として、毎日のふるまいに出ます。いちばん自分で気づきにくく、いちばん自分で直せる凶です。 |
| 地格(若いころの運) | 子どものころから若いころの壁として出ます。年を重ねるほど、働きは弱まります。 |
| 外格(まわりとの関わり) | 人づきあいと縁に出ます。関わる相手と場所を選ぶことで、大きく変わります。 |
| 総格(一生を通しての運) | 人生の後半ほど、はっきり出ます。早めに知って、備えておくことがいちばんの手立てです。 |
凶との向き合い方は、三つの段です。
姓名月の鑑定では、いちばん気をつけたい運について、運をよくする手立てを一つお見せしています。
凶が気になって、名前を変えたくなることもあるでしょう。けれど、戸籍の名前を変えるには家庭裁判所の許可が必要で、姓名判断だけを理由にした変更は、ふつう認められません。何十年と書かれ、呼ばれてきた名前は、それだけであなたを支える力を持っています。
戸籍を変える前に、ふだんの呼び名、仕事で名のる名前、印鑑や署名に使う名前を整える方法があります。考えた名前は、「改名くらべ」で今の名前と並べて比べられます。
総格が凶でした。一生よくないのですか?
一生よくない、ということではありません。総格の凶は、人生のどこかで向き合う課題の形です。知って備えた人にとって、凶は乗りこえる力に変わります。
子どもの名前に凶がありました。名付けを間違えたのでしょうか?
間違いではありません。よくある名前の多くに、凶の数はあります。凶の現れ方を知っておけば、お子さんがつまずきそうなとき、そっと手を差しのべられます。名前にこめた願いは、画数よりずっと強くお子さんを支えます。
凶をなくすために、改名したほうがいいですか?
戸籍の名前を変える前に、呼び名や仕事で名のる名前を整える方法があります。戸籍の名前の変更には家庭裁判所の許可が必要で、姓名判断だけを理由にした変更は、ふつう認められません。